こんにちは。ぶるーです(indigoblue1210)
子どもが夜泣きで眠れない。子育て中はめずらしくない話ですよね。だいたいはトントンしてあげたり、抱っこでユラユラしてあげたりおっぱいをあげたりすると収まるもの。でも2歳過ぎくらいからはじまる夜泣きは話しかけてもダメ、抱っこもトントンも暴れてできない何かにおびえるように泣き叫ぶ…普通の夜泣きの対処ではどうにもならない夜泣きは「夜驚症」かもしれません。
夜泣きと夜驚症の違い
夜驚症(やきょうしょう)。子供に症状が出て普通の泣き方と違う?と疑問に思って調べたから知っているものの、症状がなかったらたぶんこんな難しい言葉知りませんでした。
やきょうーしょう [ヤキョウショウ] 【夜驚症】
子供が睡眠中に、突然起き上がって驚き怖がるように泣き騒ぐ症状。情緒不安などがあるため起こるといわれる。
デジタル大辞泉の解説より
赤ちゃんのときの夜泣きは何かしら原因があって(おっぱい、おむつがぬれた、お母さんが隣にいないなどなど)なにか解消されればまたすーっと眠ってくれますが、夜驚症の場合、2〜8歳の幼児に多く見られ、夜眠っているときに突然起き上がって極度のパニック状態をおこし目は開いているのに呼びかけたりしても声が届かない、絶叫する、激しく体を動かす(ける、たたく、ジタバタするなど)なかには何かから逃げるように走り出す場合も。時間は10分から長いと30分以上になることも。そんな症状のある夜泣きは夜驚症かもしれません。
症状も兄妹でちがった
うちはお兄ちゃんも妹も夜驚症のような症状があらわれましたが、それぞれパニックになって話しかけてもおさまらず暴れて泣き叫ぶ、ける、たたく、抱っこすると激しく抵抗するなど同じようなパニック症状だったのですが、すこーしだけ兄妹で違ったところもありました。
兄の場合
・日中でも車の中で寝てしまったところを起こしたらパニック状態があらわれた。
・何かにひどくおびえて「やだ、こないで!こわい!こわい!」としきりに手を払うようにしたり、辺りをキョロキョロ見回して「こわい!こわい!ギャーーー!!!」もうホラー映画のよう。
・ウロウロ行ったり来たりしてはジダンダを踏んで泣き喚く
・触ろうとすると逃げようともがく、叩く、キック
妹の場合
・夜泣きのような感じから徐々にパニックの症状に
・どちらかというと怒っている感じ。「自分で歩きたかったのに!」としきりに訴えて高速ジタバタ。
・とても興奮していて触ろうとすると叩く、キック、かみつこうとする我が子ながら怖くて怪我しないよう見守るのが精一杯。
・兄とちがってウロウロしたりせずその場でジタバタしたりもんどりうってぐるぐるまわったり。
2人とも30〜40分以上続いた
2人とも話しかけてもダメ、触ろうとすると興奮して攻撃的になるため怪我しないようにテーブルの角やイスや壁などから守ることが精一杯で、見守るしかできませんでした。最終的に泣き疲れ暴れ疲れた感じになり声が、小さくなり手足のバタバタが弱くなったところでようやく抱っこ。トントンしてようやく眠りにつき終了。
2人とも大体30分から40分以上続きました。永遠に続くかと思い放心状態の親もやっと解放されて倒れるように寝たのを覚えています。
次の日まったく覚えていない
あれだけ大暴れしてあちこちぶつけたりしていたのに翌朝はケロリとしているのも夜驚症の特徴のよう。あまりの何事もないような様子に親の方が納得がいかず、「昨日あんなに泣いて怒ってけったり、パンチしたの全然覚えてないの?嘘でしょ!?」と思わず聞いてしまいました(笑)でも、本人はいたって真面目に覚えていないのです(涙)
夜驚症考えられる原因
夜驚症がおこる原因などはっきりとはわかっていないそう。大人にはなんてことのない出来事も子供にはかなり刺激的な出来事だったりする事があるので、例えば初めて遊園地のアトラクションに乗って大はしゃぎした。それだけで刺激を受けた脳が覚醒して夜中突然泣き叫ぶ夜驚症につながることも。
きっかけとなる出来事の例
・家族旅行や遊園地などで興奮
・恐怖体験(自動車事故の経験や目撃してしまった。怖いテレビドラマや本を見たことなど)
・緊張することがあった(ピアノの発表会、学芸会など)
・日々のストレス
一例ですが、大体日中に何か脳の刺激となる出来事がきっかけとなって寝ているときに脳の一部だけ覚醒してしまうのが夜驚症のメカニズムのようです。
参考にしたのはこちらの記事↓
夜驚症の対処法や治療法はある?
子供の夜驚症への対処法、治療法
夜驚症(やきょうしょう)は脳の発達と関連が深いので成長がすすむにつれて症状が治まるケースがほとんど。なので大体の場合は専門的な治療はせずに経過を見守る形をとることが多いそう。つまり子供の夜驚症に対してパパ、ママ自身が落ち着いて対応することがなによりも大切。
・子供がパニックを起こしても無理に押さえつけたり止めたりしない。
・子供が泣き叫んだり動き回ったりすることを考えて、危険がないような環境をつくる。(戸締りを確認する、ガラスなどケガにつながるようなものを置きっぱなしにしないなど)
突然やってくることが多く親自身どうしたらいいかわからず消耗してしまうケースが多いのでいつも泣き方と違ったり、夜泣きなんか違うな?と思ったらむやみに話しかけたりせず、上記のことに注意して子供の症状が落ち着くまで様子を見てあげてください。
あまりに夜驚症が激しくて、親子の睡眠や健康に支障があったり、子供だけの宿泊行事の際に不安を感じている場合は小児科や睡眠外来のある精神科に症状をよく相談してなにか良い治療法や対策がないか聞いて見ると良いと思います。
まとめ
突然の激しい泣き方やパニックにおちいってママの声もとどかずひたすら怯えて泣き喚く我が子にはじめはただただわからず「どうしたの?」「なにがあったの?」と話しかけてはまたパニックになり『夜驚症(やきょうしょう)』というものを知るまではただただ疲れ消耗してぐったりする日々でしたが、もう、この症状になったら「何をしても効果なし!」としってからは、もちろん泣きわめいたりで眠れないことは変わらないのですが、気持ち的にかなり楽になったことを覚えています。だから今は夜驚症の症状が出てもどーんとかまえて子供が落ち着くまで危なくないように見守っていればいいと落ち着いていられるようになりました。成長するまでくりかえし起こるかもしれない症状の対処法や起こる原因を知っていれば気持ちの余裕もできますし、落ち着いて対処もできますし、我が子を危険から守ってあげることもできるので、もし、お子さんに思い当たる症状があったら参考にしてみてくださいね。